2009年12月03日

ムハマド・ユヌス氏のマイクロクレジットから学ぶ「問題からビジネスは生まれる」 致知11月号 P27〜28

情報通信市場開発部 末森 琢朗

≪本文要約≫

マイクロクレジットのような、シンプルで素晴らしい仕組みをつくる知恵やアイデアはどこから生まれてくるのか。それは特別な発想法があるわけではなく、何かの問題があり、それに対して誰も、何の対処もしていないことに気づくことである。問題を解決するために会社を作ることであり、私たちが焦点を当てているのはお金ではなく、問題自体です。人々はお金のために会社をつくりますが、私たちはその解決を図ることを目的に会社をつくるのです。

≪所感≫

会社で働くとお金がもらえるのはなぜか。世の中の役に立っていることを自分がしているからこそ、対価として紙幣(硬貨も含む)が配給される。しかしながら、各々の役割が細分化されることで、それが分かり難くなっていることは確かである。家族に限りなく近い人数で構成された組織(企業)であればまだしも、人数が増えれば増えるほど見えなくなる。そして仕事本来の目的を見失い、私的利益や自己成果を中心とした働き方に変わる。

問題解決型のソリューション営業(提案)は流行っている反面、言葉だけが先行しているイメージもある。それは何に対する問題解決かの軸がぶれているからだと思う。私的利益や自己成果を求める人間の行うソリューションはどうしても利益追求型になってしまう。したがって、人が生きるための問題に対する解決はそこに全く見受けられないのである。

大きくなった組織は仕事をシンプルにするために役割や階層を設けるものであると考える。しかし、今の企業はシンプルにするどころか、細分化した小さな組織ごとで争いが起こっているケースも多々見受けられる。文頭に示した世の中(人が生きることにおける)に対する貢献と、自分の仕事を照らし合わせた時に、本来の目的を見出す必要がある。そのためには、個人の独立採算制である飲食業界で用いられるワン・オーナー・シップが重要である。自分は何のために働いているのか。一人ひとりが改めて真剣に考えなければならないことであると考える。


posted by 木鶏クラブ at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 読後感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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